今世界中で猛威を振るっているコロナウイルス 人命と経済に大きなダメージを与えています。不動産業者の立場から賃貸物件を貸している方 借りている方への不動産業者としてのアドバイスをさせていただきます。
私は30年以上、兵庫県西宮市で不動産業を営んでおります。
バブル崩壊、阪神淡路大震災、リーマンショックなど大きな社会的出来事を経験してきましたが、今回のコロナショックはこの中で一番経済に与えるダメージが大きいと思います。
皆が感染のリスクにさらされ、また営業自粛、緊急事態宣言など今まで経験した事のない事が起きています。
仕事がなくなる、営業自粛など正常な経済活動も出来ません。
家や仕事場を借りている方などは、コロナで仕事を失ったり、仕事場がつかえなかったりと大変な事態になっています。
不動産を借りている方、貸している方へ一不動産業者として思っている事をアドバイスさせていただきます。

不動産を借りている方へのアドバイス

住居を借りている方で、コロナショックにより収入が減ったり、最悪仕事を失ない家賃支払いが困難になった方は、まず家主さんにその旨を相談する事をお勧めします。
普段家主さんとお話しする事などほとんどないと思います。
家賃支払いが出来ずにいきなり滞納するよりは、事情を話して家賃減額や支払いの猶予をお願いしてみるのがいいと思います。
もし管理している不動産屋さんが話もしてくれなければ契約書に書いてある家主に直接郵送で事情を説明してお願いしてみて下さい。
法律的には、家賃減額などまだ対応されていませんが、影響のある方は早めに家主さんに相談して下さい。
テナントで借りている方 営業自粛などで営業は出来ないけれど、家賃は支払わなければならない、こんな状況は長く続ける事は不可能だと思います。
これも、早急に家主さんに減額や猶予の相談をする事をお勧めします。
家主さんにしてもテナントが出てしまった後、今の状況で直ぐに次のテナントが決まるとは思ってないでしょう。具体的要望を出して相談するのがいいでしょう。例えば、2か月間家賃40%減額しその後、情勢をみて相談して決めるとかです。

いきなり滞納するのでは無く、早めに相談しましょう

不動産を貸している方へのアドバイス

今回のコロナショックは、家主業をされている方へも大きな影響を与えています。

家賃滞納をされる店子も多くなって来ると、予想されます。

通常の家賃滞納と違い今回、コロナショックの為、止む無く、そのような状態になってしまった方もいると思います。

法律的には、家賃減額や猶予をする必要はありませんが、それを盾にしても現実的ではありません。

テナントや店子の話を聞いて可能な限り家賃減額や猶予を考えて欲しいと思います。

この危機を借りている方に乗り越える手助けをしていただきたいと思います。

もちろん銀行から資金を借りて建物と建てて、貸している方も多いと思います。

家主が返済に困らない程度の可能な範囲で柔軟に対応していただけたらと思います。

上記については、法的にはなにも効力はなにもありません。しかし、貸してる方、借りてる方、お互い立場は違いますが、こんな時は、皆が、少しづつ我慢して、この危機を乗り越えればと切に願います。

 

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