今回は、人の適正価格の概念について説明するよ
なんか難しそうですね
大丈夫 普段、自分達が感じる感覚だよ じゃあ具体的に説明するね
行動経済学 適正価格の概念
適正価格って言われても難しいですよね。アイデア 材料 製造 物流 多くの方が、関わり価格が形成されます。
製品などは、上記費用が、かかっている感じがするので、お金を出しやすいですね。
人は物に対しては、お金を出しやすく、知識や技術にお金を出したがらない傾向があります。
専門的技術や知識を取得するまでには、時間とお金が、かかっていますが、人はその事はあまり考えません。
弁護士が相談料を時間でいくらと決めてやっている場合があります。
これは事前に提示しとかないと、相談した人はこんな短い時間しやべっただけなのに高い等、トラブルを避ける為です。
もちろん成功報酬などいろんな報酬形態はあります。
海外では友人の弁護士に電話で世間話程度に相談したら後日、請求書が届いたそうです。
人は、無形の物にお金を支払いたくない典型例です。
次に技術的なお話です。
オヤジさん 先日鍵を無くして、鍵屋さん呼んだんですが、5分程で1万円もとられました
そう思うよね~これが典型的 技術に対してお金を払いたくない感情だよ
そうなんですね オヤジさん説明して下さい
人は技術に対してお金を支払いたくない
鍵をなくして業者に頼んで、開ける事を例に説明します。
2人の鍵屋さんがいて一人は、ものの3分で開錠できました。もう一人は悪戦苦闘して1時間で開錠しました。
人は3分で開錠できた鍵屋さんより苦労して1時間かけて開けてくれた鍵屋さんを評価します。たいへんでしたね~ありがとう こんな感覚です。
もう一人の鍵屋さんには ちょっとやっただけで1万円か~高いな~こんな感覚を感じます。
まさに、この感覚ですね
本来ならば待たずに開けてもらった方が、依頼者のメリットになるにもかかわらず、時間が、かかった鍵屋さんに、こんなに一生懸命やってもらって申し訳ない ありがとうと言う気持ちが優先します。
速く開ける事が出来た鍵屋さんの方が、技術的にすぐれているのは明白なのですが。
技術を取得するまで勉強し、苦労もした事でしょう。しかし人はこれを評価しない傾向にあります。
言われてみれば、同じ価格なら早く開けてもらった方がいいし、技術があるって事ですね
そうだよ~1時間かかる方が、どんくさい